「カリタ式」とは、Kalita独自の三つ穴構造ドリッパーと
ペーパーフィルターを組み合わせたコーヒーの抽出方法のこと。
コーヒーのプロフェッショナルたちの経験と視点から、
「カリタ式」の魅力を語っていただきました。

三つ穴ならではのコントロールで、
きれいな後味のアイスコーヒーを。

『BlueDOOR Cofee』では、サーバーに直接氷を入れて、ハンドドリップでアイスコーヒーを淹れています。このとき、抽出のスピードが遅いとどうしても口に残るような苦みが出てしまう。その点、カリタ式ドリッパーはいいですね。三つの穴から均等にお湯が落ちるから、苦みがスッと消えるようなきれいな後味が出せるんです。
コーヒーゼリーをつくるときはフレンチローストで濃いめにドリップするなど調整しています。うちの店は、父の代からカリタ製品ユーザー。一杯目はストレート、二杯目はミルク入りなど味の変化を楽しんでいただきたいので、300ccサーバーがはまるオリジナルトレイでお客様にお出しすることもあります。

十人十色の味わいがつくれる。
それがハンドドリップの面白さ。

ドリップする際は、一投目のお湯をのせたときの豆のふくらみや、気泡の大きさで淹れ方をコントロールしています。おすすめの豆は、エチオピアのイルガチェフェ・ナチュラルのシティロースト。果実を脱穀せずに天日干しするため香りや甘味が凝縮されています。カリタ式は一つ穴にくらべて抽出スピードが速いので、より純粋な味が楽しめる。きめが細かく、目詰まりしない『珈琲屋さんのコーヒーフィルター』の存在も大きいですね。同じ豆でもその日の気分によって「今日は濃いめにしよう」など工夫できるのがコーヒーの面白さ。素材・焙煎・抽出によって十人十色の味わいをつくり出せるところに、料理にも通じる魅力を感じます。

田園風景の中に佇む、隠れた人気店。

父から焙煎所を引き継いだ染谷氏が店主を務める、気鋭のコーヒーショップ。「コーヒーは料理と通じるモノがある」と語る染谷氏は、ビストロでの勤務経験を持つ、料理への造詣も深い焙煎家。その確かな腕とセンス、味わいを求めて、お店には多くのファンが訪れる。

〒227-0031
神奈川県横浜市青葉区寺家町360
TEL/FAX 045-961-2410
Web http://fcoffee.180r.com/
Facebook https://www.facebook.com/blue1door

ロースターの想いと豆の魅力を
ウェーブシリーズで引き出したい。

当店で扱う豆はすべて浅煎り。だから、お湯の通りが早く、短い蒸らし時間で抽出できるウェーブシリーズとは相性がいいんです。通常の台形フィルターの場合、ある程度の攪拌が必要だったりしますから。底がフラットでヒダのあるウェーブフィルターなら、お湯を真ん中に落とすだけで、放射線状になじんで自然にめぐってくれます。
『Bar Zingaro』では、ティム・ウェンデルボーの豆を扱っていますが、どれもフレーバーが豊かで味わいもクリーン。その個性とロースターの想いを引き継いでお客様に届けるためにも、豆に大きな負荷をかけず、雑味の出にくいウェーブドリッパーの三つ穴との組み合わせがベストだと思っています。

機能美のあるデザインが、
アートな空間にもマッチする。

 『Bar Zingaro』は店内照明がダウンライトでやや暗め。だから、明るすぎる色味のアイテムは浮いてしまいがちなんです。その点、ステンレス製のドリッパーやポットの素材感はとても絵になります。曲線的で洗練されたデザインも美しいですね。オーナーである村上隆の作品をはじめ、アート作品を多く展示している『Bar Zingaro』の雰囲気ともマッチしていると思います。
店舗やイベント会場でも、ウェーブシリーズのユニークなデザインに惹かれて話しかけてくださるお客様が少なくありません。ウェーブシリーズは味のブレが少なく、なによりとても使いやすいので、コーヒーの淹れ方をご質問くださる初心者の方にも安心しておすすめしています。

アートとコーヒーが出会う場所。

 世界的な現代美術家・村上隆氏が、「サブカルチャーの聖地」として注目を集める中野ブロードウェイにオープンしたカフェバー。 『Fuglen Tokyo』がビバレッジのアドバイザーを担当。店内に展示されたアート作品を眺めながら、コーヒーマニアもうなる一杯を堪能できる。

〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ2F
TEL 03-5942-8382
Web http://bar-zingaro.jp/